JAXA 宇宙科学研究所。
相模原にある宇宙科学研究所に行ってきました。
2月にオープンしたばかりの宇宙科学探査交流棟が今回のお目当。
JAXAのXは何なのかと思っていましたがexplorationのXなんですね。普通に頭文字を取っていくとJAEA「ジャエア」となるのでなんかイマイチな響きだからでしょうか。
ま、やっぱり漢字が並ぶ看板の方がかっこいいですよ。
それはさておき、中に入るとペンシルロケットから広く一般にお馴染みになったはやぶさ関連、そして現在運用中の人工衛星などが展示されています。
事前予約するのかその場で声をかけるのかは分かりませんが、職員の方から展示に関して解説していただくこともできるようです。
再使用ロケット実験機RVT-9。
最近スペースXのファルコンヘビーが打ち上げに成功してブースターが帰ってきましたが、あちらは一応民間企業、こちらは国家のプロジェクトです。
見た目は可愛いですけどねぇRVT-9。
屋外にはM-Vロケットもあり。
コンパクトにまとまっていて見やすいし、無料で見られてなかなか楽しい施設です。
隣接する相模原市立博物館にも宇宙関連の展示があって併せて楽しめます。
さて、昼食に宇宙科学研究所から徒歩20分ほどの中村麺三郎商店へ。
鶏塩ワンタン麺。
スープなどすっきり美味しいですがちょっと麺が柔らか過ぎじゃない?
素麺みたいで全然歯ごたえが感じられませんが、麺にこだわってる店のようだし、店主的にはベストなんですかね。
そして担々麺。
担々麺なので辛いっすよ。
山椒などが強力に効いてて辛いけど美味い。
麺もこちらはちょっとしっかりしてて好みでした。
この麺で鶏塩とかが良さそうなんですがね。
とはいえ、いずれも美味しかったです。
機会があれば醤油も食べてみたいですね。
代々木・新宿
新宿などに行ってきました。
16日土曜日ですが、この日は京浜東北線で架線切断のトラブルがあり、京急も影響を受けてダイヤが乱れたり激混みだったりでちょっと大変でした。
とりあえず代々木で降りてまずは昼食。
ランチメニューのBセットとEセット。
Bセットは炒飯。
Eセットは炒飯などの小皿が無くて麺が多め、というか、多分これがレギュラーサイズのどんぶりですかね。
生春巻きとタピオカココナッツなどは共通。
クイテイウなる麺のスープがなんとも角のないさっぱりした味で実に美味しかった。
ちょっと珍しいカボチャプリン。
皿代わりのカボチャは普通に硬めに茹でられたカボチャでしたがプリン部分と一緒に食べると良い感じでした。
カンボジア料理いいっすねぇ。
さて、今回のお出かけのメインはオリンパスギャラリーで開催中の舞川あいく写真展。
台湾の写真ということでちょっと見てきました。
展示された写真を見ていると明らかに一般人とは違うふわっとした存在感の人が入ってきて関係者らしき人と話をしていましたが多分ご本人でしょう。
そしてせっかくなので都庁を見学。
一階のロビーとか中庭などは以前にも入ったことがあるのですが、今回初めて展望室まで登ってみました。
展望室へのエレベーターに乗る為には手荷物検査がありました。
お土産品コーナーにあるのがなんだかパッとしないものばかりで残念な感じです。
せっかく都庁のお土産屋なんだからもっと頑張って欲しいですね。
こちら側は地味な眺め。
都庁の2本あるタワーそれぞれに展望室があるのですが、両方は面倒なのでここだけで終了。
ペトロナスツインタワーのように途中に渡れるところとかあるんでしょうかね。
ここにペンギンの像があるとのことでちょっと探すとありました。
日が傾いてきて逆光でちょっと暗いですが。
広場全体でイルミネーションをやっているようで、暗くなるまで待ちたいところでしたがちょっと時間があり過ぎなので退散。
なかなか良い1日を過ごせました。
千葉・ドイツ村イルミネーション他
ちょっと千葉の方へ行って来ました。
行きはアクアラインを使って、途中海ほたるにてあさりまん。
あさりの風味が効いてました。
この日はお天気が良くなくて寒かったので温かい食べ物が嬉しいですね。
順調に進んで千葉に着き、木更津アウトレットの松戸富田製麺にて昼食。
この絵柄、以前の袖ヶ浦ドライブの時と変わりませんな。
今回はつけ麺とラーメン。
つけ麺は噛みごたえのある麺で、おまけに結構量があって腹一杯っすよ。
いや、例によってこれを全部一人で食べてるわけじゃありませんが。
腹一杯とか言いつつマザー牧場ソフトクリーム。
これも以前と同じような絵柄……。
我が家の定番コースということにしときましょう。
さて、今回のメインイベントは東京ドイツ村のイルミネーション。
日没までお土産屋などをのぞいたりして時間を調整。
日没後も空はいくらか明るいですがイルミネーションタイム。
建物も結構な電飾。
斜面を使っておとぎ話のアイコン的絵柄が展開されていました。
この写真だとほぼ分かりませんがお姫様が乗ってそうな馬車とか魔法使いとか。
電飾の中を通ってイルミネーションが見渡せる丘から。
途中のちょっとした広場で大道芸人さんがジャグリングなどをやっていました。
光のトンネルとか。
予想よりかなり見応えありました。
昼間は曇りで冴えないお天気でしたが夜には月も出て素敵でしたよ。
翌日。
これはホテルの朝食ですがビュッフェ形式なのでとりあえず適当につまんできた状態。
写真右端にちらっと写っている紙には「予約席だから座らないで」ってな事が中国語で書いてあります。
前日チェックインした時、明日の朝食はあなた方以外中国人の団体しかいないから席を確保しておきますと言われており、実際我々が食べているとドヤドヤと件の団体客がやって来てたちまち食堂がいっぱいになりました。
我々は二人で四人座れるテーブルを使っていたので半ばなし崩し的に、また人情的にどうぞどうぞと相席を勧めて団体客に飲み込まれ、ビュッフェスタイル二巡目などとてもじゃないけど不可能で食後のお茶も飲まずに自室に帰りました。
この事については別に不快に感じたわけではありませんが、これこそまさに現在の中国とその他世界の国々との関係だなぁと思いました。
さて、その後はゆっくりチェックアウトしてちょこちょこ寄り道しながらフェリー乗り場へ向かいます。
この前訪れた猫ちゃん公園こと袖ヶ浦公園に寄ってみます。
紅葉ですなぁ。
晩秋というか、もう12月だから初冬ですな。
今回もちょっと歩けば猫に当たるくらい猫ちゃんに出会いましたが一番可愛かったのがこいつ。
短い足に目つきの悪いのがなんとも可愛いじゃない。
「あぁ?」
前から見てるし知ってるけど行ったことないとこに行ってみる企画。
今回は東京湾観音。高さは56メートルなんですって。
この観音様は宇佐美政衛という人が平和祈念と戦没者慰霊の為に個人の資産を投じて建立したそう。
胎内は円筒に近いようで、最初のうちは階段も広くて登りやすいのが有難い。
背中側には沢山穴が空いてますがこれが各階からの覗き穴。
正面の腕のあたりにも展望台があり、場所によってはちょっと怖いくらいです。
でも景色は素晴らしい。
観音様の影と紅葉。
最上階は20階。
今度は大船観音に行ってみようかと思いつつ登って来た階段を降りたのでした。
そして竹岡式ラーメン。今回は念願の鈴屋へ。
普通のラーメンを注文。
梅乃屋と違ってこちらのトッピングは普通のネギでした。
営業時間が短くていつも間に合わず、結果として梅乃屋でばかり(と言っても2回ですが)食べていましたが、我が家的には梅乃屋の方が良いということになりました。
味は結構好みなのですが、チャーシューや麺の量など割高感が否めません。
というわけで後はフェリーで帰るだけ。
いつものようにソフトクリームも食べましたが、なんとなく抹茶ミックスにしてみたらなんかイマイチ。
フェリーで食べるソフトクリームはバニラにしよう、という新たな家訓が生まれました。
ちなみに今回の旅と良く似た行程の千葉・木更津編はこちら。
そうそう、この前の台湾高雄の旅からデジカメを持たず、iPhoneで写真を撮っています。
(あ、トリエンナーレもiPhoneだけだったけどあの時はまだ5Sだった)
高雄の旅の直前にiPhone8にしたからなんとなく積極的に使ってみようという気になったのですが、ライブフォトが思いの外楽しくてちょっとした場面でも写真を撮るようになりました。人が食事してるとことか、なぜかライブフォトで撮ると面白いんですよね。
台湾2017・高雄
ちょっと久しぶりの台湾、今回は初めて高雄に行ってきました。
成田からのフライトってのもかなり久々でしたが、京急沿線の住人としては羽田の便利さを痛感。
チャイナエアで、行きの機内食で同行者は単なる好奇心から糖尿病食を。
これを頼んだ為に荷物を預ける際に注射器などを持っているかと尋ねられました。
おしぼりは台湾交通部観光局のゆるキャラ、オーベアとくまモンの熊つながりコラボ企画。
味はまぁ、なるほどねって感じでした。
私は普通のメニューにしましたがどうもチャイナエアの機内食はイマイチかな。
そして高雄。
機内が寒く体が冷えきったので南国のムワッとする暑さを期待していましたが、意外と気温が低めでやや拍子抜け。
ホテルにチェックインしたりした後街に出ます。
いきなりローカルな店の写真でなんだか分かりませんが。
担仔麺と米苔目麺。
唐辛子のびんに描かれている絵が面白くて写り込ませてみました。
高雄は南にあるせいか台北より味付けがやや濃いめな気がします。
日本人にはこれくらいの方が合ってるかも。
そして中華野菜と煮卵。
台湾といえば夜市、ということで美麗島駅付近の六合夜市へ。
美麗島駅はDome of Lightで有名らしいっす。
コンコース天井がステンドグラスになっており、いつ通っても誰かが天井にカメラを向けていました。
六合夜市に向かう途中で愛玉冰。
愛玉とはイチジクの仲間だそうで、その種を水中でひたすら揉みほぐすとゼリー状になり、それを柑橘系のシロップにつけて食べます。
さっぱりして美味しいです。
六合観光夜市。
胡椒餅。これはまぁそれなり。
パパイヤミルクの有名店にて。
看板にやたらとサインが書き込まれてますがこの店を訪れた有名人とかですかね。
木瓜牛乳。
思いのほかスッキリしてて飲みやすい。
台湾に来たら大腸包小腸。
とはいえ、ここでは大腸で包まない小腸、つまり台湾ソーセージを購入。
二日目。
ここは仏光山仏陀記念館。
台湾四大仏教の一つに数えられる宗派なんですって。後日調べてみると日本にも支部がありました。
開祖はこの方、星雲大師。
テレビ局なども持っているらしく、そういえば以前ホテルでテレビのチャンネルをあちこち切り替えている時に仏光山らしき宗教チャンネルを見たことあるような。
到着初日とは打って変わっていいお天気で暑くなりました。
敷地はとにかく広大で歩き回ることになりそうなので、とりあえず自販機で適当に飲み物を購入して一息。
遠近法の見本のごとくズラッと並んだトラックはどうやら移動図書館的な使い方をするようで、ここから台湾各地へ出発して教えを広めるのかもしれません。
大仏様に向かう大通りの両側には8つの仏塔があり、それぞれテーマ(?)が決まっています。
とはいえ、そんなところまで細かく見ているとキリがないのでさらっと眺めたりちょっと入ってみたりする程度で先に進みます。
結構歩いたけどいまだ遠くに見える仏様。
近くから。
まぁとにかく広大な敷地に仏塔やら仏像やらのズバリ宗教的な施設はもちろん、スタバが入ったショッピングモールみたいな所もあり、なかなかのビジネスセンスを感じます。
日本でも海外でも、観光名所といえば大抵一つや二つは宗教施設に行くことになりますね。
歴史ある名刹古刹もあれば新興系の商売っ気満々の施設もあり、いずれも見所は信仰の下に集約された人々の献身やら経済やらのパワーがどのように現れているかという点だと思う訳です。
観光とは結局のところ人の行いを見に行くということなのかもしれません……なんて。
観光対象が雄大な景色なんかだと人の立ち入る隙間はありませんかね。それはそれで素晴らしい。
その後昼食。
汁なし麺豚足乗せ。
麺がかっちり入って結構なボリューム。
ここの麺はかなり美味しかった。
でも豚足は食べづらいのでもういいかな。
汁なし牛肉麺。もちろん美味しい。
キュウリの漬物らしいですがもちろん私は食べません。
同行者が大変美味しいと言ってました。
この日(11月3日)は店先にお供え物を置き、焼却用の缶でお札を模した紙を燃やす光景が街のあちこちで見られました。
中華暦的にそういう供養の日なんでしょうか。
軽く買い物などしつつ散策して玫瑰聖母聖殿主教座堂へ。
Wikiペディアによれば近代台湾カトリック教会の発祥地なんですってよ。
夕方だったせいか人もほとんどいなくて案内の人なのか教会関係者なのか忘れましたが穏やかなおじさんが普通に中国語で話しかけてきたので「すみません日本人です」的な反応をすると「おお、ソーリーソーリーずっと暑かったけど今日はとても涼しいね」なんて事を英語で話してくれました。
「ほほう、そうなんですか」とかなんとか聞いているうちにおじさんの言葉が中国語に戻りましたがなんとなく最後は笑顔で謝謝でオッケーシェイシェイ。
その後更に歩いて牛乳大王にて休憩。
木瓜牛乳と書いてパパイヤミルク。
前日夜市で飲んだのと比べると私としては夜市で飲んだ方がちょっとだけ好みかな。
店内には牛もいます。
実際は全然違うけど、どこか函館ラッキーピエロを思い出す雰囲気。
散策途中でバットモービルを発見。
カフェの前にスペースを設けて置いていました。
このカフェのオーナー所有ですかね。
登ったり座ったりするなと書いてあるような。
そういえば街中を歩いている時にフェラーリのショールームがあって、そこにF1マシンが展示してあったんですよ。
もちろんショーカーなんですが、それでも近くで見たいなとショールームの入り口を開けようとしたら思いっきりロックされていて入れません。
どうやら入り口のインターホンで開けてもらうようなのですが、さすがフェラーリ扱ってるところは違うなぁと思いました。
そういう購入時の消費税分だけで国産車が買えるような車のショールームに行った事がないので分かりませんが、どこでもそういうシステムなんでしょうか。
三日目。
ホテルでも毎朝朝食が出ますがせっかくなので1日くらい外で食べます。
鹹豆漿と肉まんと卵焼き。
卵焼きは思った以上に普通の卵焼きでした。でもどれも旨い。
そして付近を散策。
朝市。
南国ですな。
カゴからこぼれた魚を通りがかった親父がうっかり踏みそうになったりしてました。
場所が変わってここは蓮池潭。
龍虎塔でお馴染みの観光地です。
龍から入って、
各階から外を眺めつつ、
(iPhoneのパノラマモードで撮影)
虎から出る。
龍から入って虎から出ると厄除け来福効果が期待できるらしいっす。
蓮池潭観光のピークは龍虎塔なのでそれ以外はさほどでもなく、割と早めに切り上げて芒果好忙でマンゴーアイスクリーム。
実はマンゴーかき氷を頼むつもりが間違えてアイスクリームを頼んでしまったのですがこれはこれで美味しかった。
ちなみに後日かき氷を食べるべく再訪して美味しくいただきました。
昼食に大圓環鶏肉飯へ。
結構な混みようでしたが回転が早いのでそれほど待たずに食べられました。
鶏肉飯とはまぐりスープ。
鶏そぼろ、ではないか。美味いっす。
恰幅の良い兄ちゃんが「はい」と言って持ってきました。日本人だから日本語で対応してくれたのかと思いましたが、「はい」以外の言葉は喋らなかったので定かではありません。
そして老江紅茶にてミルクティーを持ち帰り。ホテルにてしばし休憩。
夜に瑞豊夜市へ。
台湾に来てなぜか沖縄を売りにした屋台でイカゲソフライ。
スパイシーな粉が降りかかっててそれが美味さの秘訣らしい。
大小あって大だと姿揚げみたいなサイズでした。
葱餅。
ネギ焼のような、クレープのような、そんな生地で色々な具材を包んで焼きます。
これはハムチーズだったかな。
ちょっと良くわからない画像ですがこれが結構旨かった。
いかついオヤジが可愛い看板の下で焼く大腸包小腸。
六合夜市で食べたのは台湾ソーセージだけだったので今回はちゃんと大腸で包んだ小腸を食べました。
このオヤジも意外と良い人そうでした。
四日目。
ここはどこかといえば打狗鉄道故事館の鉄道車両が展示されている広場。
こちらが打狗鉄道故事館。
旧高雄港駅跡地で線路などがそのまま残されています。
新旧車両。
ライトレールの方は展示してるわけじゃありませんが。
そのライトレール。新世代路面電車ってとこでしょうか。
駅での停車中に充電して架線なしで走るそうです。
そりゃすげぇと感心していたら実は日本でも既にJR烏山線で同様のシステムが使われているんだとか。
車内はこんな感じ。
この広場は駁二芸術特区と繋がっています。
途中には松山空港にあるのと良く似たカバン。
駁二芸術特区はかつての倉庫街をリノベーションした複合アートスペース。
横浜赤レンガ倉庫みたいな感じでしょうか。
屋外にオブジェがあったり企画展示があったり。
当然そこらじゅうアートな雰囲気ですわ。
随分色落ちしちゃったバンブルビーとかも頑張っています。
ライトレールとオブジェ。
時間軸が前後しますが一旦駁二芸術特区を離れて高雄婆婆冰。
マンゴーかき氷。
ほんとマンゴーよく食べましたよ。
美味しかったけどマンゴーの盛りが三日目に食べた所と全然違って残念。
……というわけで最初に間違えてマンゴーアイス食べた店、芒果好忙を後日再訪して注文したマンゴーかき氷↓
この山盛り感。値段は同じなのでこちらの方が断然お得です。
そんなこんなで最終日は早朝ホテルをチェックアウトして朝早めのフライトで帰るだけです。
色合いが変化するライティングが綺麗な空港通路。
台湾ほんと安くて近くて良いです。
そういえば今回気になった駅の名前。
どんだけボコボコなとこなのか気になります。
我々は旅の間この駅名を見るたび「へこみこぞこ」と口に出して言ってました。
横浜トリエンナーレ2017
3年ごとに開催される現代アートイベント、横浜トリエンナーレを見てきました。
複数会場で展開されていますがここ数年のメイン会場は横浜美術館。
今年のテーマは「島と星座とガラパゴス」。
コンセプトなどについては公式サイトを見ていただいた方が手っ取り早いかと思います。
美術館壁面と前庭にも作品を展示してあり、今回壁に掛かっているのは難民が実際に使った救命ボートと救命胴衣。
今回はデジカメを持って行かなかったのでそれほど写真を撮りませんでしたがほとんどの作品はフラッシュを焚かない限り撮影可でした。
エントランスにどーんと置かれている竹を編んだ作品。
日本のしめ縄からヒントを得たとか。
”竹で編んだ”とか簡単に書いてますがかなりデカイので竹で組んだと言った方がいいかもしれません。
ぼんやりした色彩が素敵な「視覚障がい者のための島」という作品。
近寄って見ると濃淡様々なウニで出来ています。色覚検査表からの着想だとか。
カラフルなブロックを用いた展示。
ブロックは観客がいじれるようになっていました。
奥の壁に掛かっているのは「フロイトの長椅子の残存繊維を石英楔型検板を用いて観察した際の干渉縞」というタイトル。
おそらく制作手順をそのまま記述したものだと思いますが、実に現代アートっぽいっすね。
無限に続くトンネルが出現したかのようですが、鏡を使ったトリック。
これの床を覗き込むバージョンもあって、こういうのはなぜか単純に楽しいです。
カラフルな熊さん達ですがそれぞれ個別の作品。
奥の向かい合った2頭は「芸術のために立ち上がらねば」というタイトル。
なんだか和みます。
さて一旦外に出て昼食。
そして二種類のカレーセット。
どちらもそれなりに美味しかったですがこの店はお値段からすると割高感ありかな。
会場に戻って沢山いるのは磁器製のカニ。
これは会場正面に展示されていた救命ボートなどと同じ人の作品。
こういううじゃうじゃ感がダメな人にはダメかもしれませんが、一匹ごとにディティールが細かくて良く出来てました。
ミュージアムショップに置いたら結構売れそうだけどどうでしょう。
さて、横浜美術館での展示を見た翌週に赤レンガ倉庫での展示を見てきました。
こちらの方は美術館よりもう少しザラッとした雰囲気というか、ライブ感のある展示が多かったような。
大きな音がでる作品もいくつかありましたし。
その大きな音の出る作品の一つ、「プライウッド新地」という作品。
この写真はほんの一部ですが、プライウッド、すなわち合板とギターやベース、電化製品などを組み合わせて作られた装置群が轟音を発して動いたり、その様子がスクリーンに映し出されたりします。
作品に組み込まれているギターなどをよく見ると合板で出来ていたので、昔のどうしようもないジャンク安ギターなんかを使っているのかと思いましたが、もしかしてこの企画に合わせてプライウッドでボディを作ったのかしら?
無慈悲な積層ボディは意外とカッコいいのでちょっと合板ギター欲しくなりました。
その他、横浜市開港記念会館地下でも柳幸典氏の作品が展示されていますが、こちらは以前BankART Studio NYKでの個展で見たものと同じでした。
でも建物自体の雰囲気も良かったのでそれはそれで面白く鑑賞できました。
今回の横浜トリエンナーレは前回より更にアーティストが少ないそうで、実際毎回パワーダウンしてるんじゃないかと感じるんですが、じっくり見てまわるとかなり時間と気力体力を必要とするのでこの程度のコンパクトさの方が良いのかもしれません。