大阪神戸・3月9〜11日。
大阪と神戸をちょっと廻る旅に行ってきました。
当初予定していた新幹線に乗り遅れ、適当な便の自由席に乗ることになりましたがガラガラだったので問題なし。
乗り遅れた理由はといえば、乗り換え案内で提示された案の乗り継ぎにかかる時間が短すぎるのによく確認しなかったせいですが、まぁたまにはそんなこともありますよ。指定分の料金がもったいなかったですが。
そんなこんなでまずはJR三ノ宮駅から徒歩にてグリル末松。
行列必至のお店だそうで、実際小雨の降る中30分くらい並びましたよ。
すっかり身体も冷え切って嫌になりました。
ようやく席についてビーフカツ。
まぁ美味しいんですが、普段の食事でさらっと食べるような普通の料理だなと。
近所に住んでて気が向いた時にふらっと店に来て食べられるなら満足ですが、30分とかそれ以上並んでまで食べようとは思いません。
これほんとにお店は何も悪くないので申し訳ないんですが、とにかく人並びすぎ。
その後北野異人館界隈を散策。
いやまぁとにかく寒くてねぇ。
おまけに鼻炎の薬も飲んでいたので頭もぼんやりして観光には不向きな体調でしたよ今思えば。
さてここはUCC珈琲館。
一度三ノ宮に戻り、ポートライナーの一日券を購入してやって来ました。
昔のUCCレギュラー缶コーヒー甘ったるくて好きでしたよ。コーヒーの実の構造。
ギターの部品、ピックアップカバーなどの色にパーチメントというのがあって、いい色合いだなぁと思っていたらコーヒー豆を包んでいる薄皮のことをパーチメントというそうで。
実の内部で三段になってるところの上から二段目がパーチメント。
場所は変わってその名も京コンピュータ前駅。
かつて計算速度世界一を誇ったスーパーコンピューター"京"がある施設、理化学研究所計算科学研究機構の最寄り駅。
「これが京です!」って全部見渡せるような仕組みじゃないんですが
こんなのが沢山組み合わされて色々計算するようです。
スーパーコンピューターで猛烈に計算という状態については何となくのイメージしか湧きませんが、とにかく身近なところにある製品やサービスが京で計算された結果の産物かもしれません。
スパコンから一転、阪急春日野道駅付近のお好み焼き屋ひかりやにて
そばめしと、
お好み焼き
とにかく1日寒かったので温かい食べ物が嬉しかったですよ。
そばめしを一口食べると「う、うまい!」と感動すら覚えましたが食べ進むとちょっと味が濃いめですかね。
とはいえ、粉物ソース物で味が濃いとかいうのは愚の骨頂。むしろ濃くてナンボくらいの勢いですよ、えぇ。
宿は大阪なので久しぶりの道頓堀界隈を散策。
安定のグリコ感。
翌日。
昨日とは打って変わっての晴天で気分も爽快です。
今回の旅のメインイベント、カワサキワールド。
カワサキの歴史は近代日本工業の歴史ですよ。
川のマークカッコいいっす。
私としてはやはりバイクを見たい訳です。
スーパーチャージャー搭載Ninja H2。
トレリスフレームなんですよね。
新旧GPマシン、KR500とZX-RR。
キサ……カワサキ。
カワサキは現在ジョナサン・レイによってSBK3連覇を果たし、今期4連覇も結構現実的と大活躍中です。
motoGP撤退後のハヤテレーシングの展示なんかあると更に良かったんですが諸事情あるのでしょう、多分。
スクリーンの映像に合わせてバイクを傾けるアトラクション。
バイクは本物のZX-10Rですがアクセルもシフトも全然関係なくて、ただその気になって右に左に車体を傾けます。
加減速のGが一切無いので実際の走行体験とはまるで違いますが、ただ傾けるだけなのにじわりと汗ばむほどでした。
レーシングスピードでサーキットを20周とかするライダーは大変ですね。
ホンダ、スズキ、BMWなどは車とバイクを生産しており、「BMWはバイクも作ってるんだよ」とかさりげなく助手席の子供に自慢するパパもいるんじゃないかと思いますが、カワサキは新幹線も作っているんだよ。
「カワサキはタンカーも作っているんだよ」
「カワサキはヘリコプターも……」
「ロボットも……」
おっと、知りすぎたようだね……って、ちょっと分かりにくいですが地下にはUFOらしきものの基地があるという設定のようです。
ところでカワサキワールドと共通券で入場できる海洋博物館では船舶模型が大量に展示されています。
時間の都合でゆっくり見られませんでしたが、機会があれば今度はこの模型を見にまた訪れたいと思いました。
夜な夜なコーヒーでも飲みながらじっくり模型製作に浸る老後なんて最高じゃないの?なーんて安易に憧れてみるものの、既に老眼でハンダ付けしたりギターの弦を張るのにも苦労してる現状から更に歳をとってこんな緻密な模型なんか作れる訳ねぇって。
一通り見学してポートタワーに登ります。
いい天気!
カワサキワールドを見下ろす。
液晶シャッターになっているのぞき窓。
人が近づくと透明になる仕組みのようですが、ずっと透明だと何か問題あるんですかね?
見学を終えて散策しつつ洋食ゲンジへ。
改めてビフカツ。
前日のお店より好みでした。
ボリューム的にもちょっと特別感がありますしね。
さてここは中華街。
神奈川県民としては横浜中華街が馴染み深いだけに、こちらはコンパクトな印象。
食べてばかりのようですが、豚角煮饅頭おいしかったです。
その後鉄人28号を見に新長田へ。
鉄人は直立時18メートルらしいので初代ガンダムと同じですか。
鉄人28号の作者(もちろん漫画の方)、横山光輝さんがこの地にゆかりが深いそうで、同氏の人気作、三国志で町おこしを図ろうとしているのですが、どうもその辺は微妙に失敗している印象を受けました。
翌日旅程最終日。
何でもない駅らしき写真ですが、右端にちらっと写っている仁徳天皇陵古墳への案内。
現在は大仙陵古墳というらしいのですが、私は仁徳天皇陵世代なのです。
今回の旅でカワサキワールドと並ぶイベント、前方後円墳を見よう!という企画です。
ある日何となくテレビを見ていて「前方後円墳見てみたいなぁ」と思ったのがこの旅の始まりでした。
とはいえ、前方後円墳のあの特徴的な形を見渡せる展望台とか高層建築は近くに無いので周囲を歩くしかありません。堺市役所からだと見えるらしいんですが。
古墳に隣接した大仙公園にはこんな立派な塔があるのですが、これは平和塔という堺市大空襲の死者や堺市の戦没者などの鎮魂施設で内部非公開なのです。
こちらが正面ですが中には入れません。
古墳は普通の住宅街にあり、住人の方々は毎日散歩したりごく普通の生活を送っています。スケールは違いますが、以前登呂遺跡を見に行った時のガッカリ感が蘇りました。
まぁでも、周囲はのどかで雰囲気良かったです。
時間軸が前後しますが大仙公園の東屋にてくつろぐ地元の猫さん。
「なんやのん?」
いかんせん横から見ても前方後円墳とは分かりませんからね。
というわけでもう帰ります。
帰る前になんばパークスという商業施設にあるとんかつ屋でとんかつ。
ビフカツ三昧の旅でしたが意図せずとんかつでシメる事になりました。
正直とんかつ最高です。
来るときには予定の電車に乗り遅れましたが、帰りは何と停電に見舞われて三河安城でしばらく足止めをくらいましたとさ。