猫ジャケ3選
最近ちょっと落ち着いてきたようですが世間では空前の猫ブームだそうですね。だってかわいいもの猫ちゃん。
猫ブームの背景について語られるとき、犬より散歩などの手間がかからず飼いやすいとか吠えないとか言われますが、そんな理由で猫飼うの?本当は犬飼いたいけど猫の方が楽そうだから猫でいいやとか、何でもいいから動物飼いたいとかいう人がそんなにいますかね?
一番多いのは「今流行ってるから」なんて実に残念な理由かもしれませんが、なんにせよ動物を飼うのはそれなにり大変なので重々検討して本当に責任が持てるなら飼ってください。そして出来ればペットショップで何万円も出すより身近な保健所や里親募集などを当たってください。
……なんて前置きが長くなりましたが、そんな猫ブームに乗って久々のリスナーとしての音楽企画。
題して猫ジャケ3選。
Chapterhouse “Whirlpool”
実はこのアルバムには“The Original Recordings”と付けられたジャケ違い再発(再々発?)版もあるのですが今回はもちろん猫ジャケの方。
90年代シューゲイザー御三家といえばマイブラ、ライドと共にこのChapterhouseかPale Saintsあたりってとこでしょうか。
実は個人的にここしばらくシューゲイザーリバイバルの波に洗われているので結構よく聴いてます。
Alpha “The Impossible Thrill”
90年代はメディア主導で次々と新しい名前を作ってはムーブメントを煽っていたような気がしますが、このアルバムはそんな中の一つ、トリップホップと呼ばれたジャンルですかね。
トリップホップといえばマッシヴアタックやポーティスヘッドなどのブリストル一派ですが、このアルバムもそんな英国的陰鬱感や静謐感に溢れています。
そう、英国。ヨーロッパの中でもポップミュージックにおける陰鬱といえば英国。
昨今のEU離脱にみられる浅はかさ加減の一方で、英国様にはどうあがいてもかなわない素敵さがあるのです。
Mazzy Star “Seasons Of Your Day”
最後の猫ジャケは影絵風。ほんとに猫だかわかりませんが多分猫。
このアルバムもまた静かな世界が広がってますが、こちらは英国様ではなく米国様。
私は同じ静かな雰囲気でも陰鬱なのが英国様で気だるいのが米国様だと考えてますが、英国の陰鬱、米国の倦怠は気候的にご褒美がないからかなと思ったりします。
英国では冴えない曇天で気分が沈み、米国では容赦ない青空に絶望するみたいな。
四季のある日本では厳しい冬の後に草木の芽吹く春がやって来るし、暑い夏も1〜2ヶ月頑張れば爽やかで実り豊かな秋がやって来ますからね。もうちょっと頑張ろうって気にもなりますよそりゃ。
猫と全然関係ないうえに全くもって適当な話で恐縮ですが。
実は猫ジャケってあまり多くなくて、しかも自分の好みに合うアルバムとなると他にはJamesの”The Morning After The Night Before”くらいしか思い当たりませんでした。
前出のMazzy Starより立派な猫ジャケなのですが楽曲としてはMazzy Starの方がいいかなと。
Morning After the Night Before
- アーティスト: James
- 出版社/メーカー: Mercury
- 発売日: 2010/09/14
- メディア: CD
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