Squier JAZZMASTER,ペグ交換。
"白い楽器"がコンセプトのジャスマスター改修。
一応の完結編、ペグの交換。
これは標準装備のロトマチックペグ。
使い勝手には特に問題ありませんが、今回はとにかくゴトーのマグナムロックにしたいわけです。
そして交換後。
ちょいとおもちゃっぽいというか、チープな感じがいいんですよ。
SD91-MG-05MA-L6-Nickel。
私はペグについては断然ロトマチック派なんですが、ご覧の通りこれはクルーソンタイプ。選定にあたっては少々悩みましたがボタン(つまみ)が白いんですよこれ。
メインコンセプトは冒頭に書いた通り"白い楽器"ですが、サブコンセプトとしてそっけないほどのシンプルさとかそこはかとないビザール感なんてことも考えていて、そこにクルーソンタイプで白ボタンがマッチすると考えたのです。
しかしクルーソンタイプのペグは取り付けが面倒ですな。
ロトマチックなら一つづつ独立しているのでネジ穴などもさほど精度を気にせず簡単なのですが、クルーソンだと1弦用を高い精度で取り付けないと6弦用まで影響が及ぶので結構気を使います。
写真だと綺麗に並んでいるようですが、実は1弦用のペグがちょっと斜めなんですよね。
取り付けネジ用の下穴が微妙に垂直じゃなかったようです。
ところでクルーソンタイプのペグを片側一列で取り付ける場合、ペグ同士をキッチリ並べて二つのペグを一つのネジで固定します。
しかし1弦と6弦担当のペグについては共用のネジ用切り欠きの他に独立したネジ穴があり、これは必ず端っこに使わなければなりません。
上の写真向かって左が2〜5弦用、右が6弦用です。
勢いでよく考えずに取り付けようとすると、うっかり1or6弦用のペグを3弦用の位置に取り付けたりして辻褄が合わなくなったりするかもしれないので気をつけましょう。
ま、次のペグを取り付けようとした時点で間違いに気づきますけどね。
気をつけましょうといえば、おそらくマグナムロックならではの注意点として弦を通す穴のサイズも1〜3弦用と4〜6弦用で違うので必ず印を確認しましょう。
さて、元々のパーツがロトマチックなのでヘッドの取り付け穴サイズも違います。
こだわる人なら一度埋め木などして取り付け穴を開け直すのでしょうが、コンバージョンブッシュなる便利なパーツがあります。
今回使ったのはMONTREUXのConvertion Bushing Set 6mm NI。
薄黄色の紙切れは普通のコピー用紙。
私のジャズマスターではこのブッシュを使っても少々ゆるめだったので普通のコピー用紙を適当なサイズに切り、ブッシュに巻きつけて取り付け穴に挿入すると程よい感じになりました。
そんなわけでペグ交換で見た目満足度が98パーセントくらいになり、ロック式なので弦交換も楽になって満足しております。