台湾2017・高雄
ちょっと久しぶりの台湾、今回は初めて高雄に行ってきました。
成田からのフライトってのもかなり久々でしたが、京急沿線の住人としては羽田の便利さを痛感。
チャイナエアで、行きの機内食で同行者は単なる好奇心から糖尿病食を。
これを頼んだ為に荷物を預ける際に注射器などを持っているかと尋ねられました。
おしぼりは台湾交通部観光局のゆるキャラ、オーベアとくまモンの熊つながりコラボ企画。
味はまぁ、なるほどねって感じでした。
私は普通のメニューにしましたがどうもチャイナエアの機内食はイマイチかな。
そして高雄。
機内が寒く体が冷えきったので南国のムワッとする暑さを期待していましたが、意外と気温が低めでやや拍子抜け。
ホテルにチェックインしたりした後街に出ます。
いきなりローカルな店の写真でなんだか分かりませんが。
担仔麺と米苔目麺。
唐辛子のびんに描かれている絵が面白くて写り込ませてみました。
高雄は南にあるせいか台北より味付けがやや濃いめな気がします。
日本人にはこれくらいの方が合ってるかも。
そして中華野菜と煮卵。
台湾といえば夜市、ということで美麗島駅付近の六合夜市へ。
美麗島駅はDome of Lightで有名らしいっす。
コンコース天井がステンドグラスになっており、いつ通っても誰かが天井にカメラを向けていました。
六合夜市に向かう途中で愛玉冰。
愛玉とはイチジクの仲間だそうで、その種を水中でひたすら揉みほぐすとゼリー状になり、それを柑橘系のシロップにつけて食べます。
さっぱりして美味しいです。
六合観光夜市。
胡椒餅。これはまぁそれなり。
パパイヤミルクの有名店にて。
看板にやたらとサインが書き込まれてますがこの店を訪れた有名人とかですかね。
木瓜牛乳。
思いのほかスッキリしてて飲みやすい。
台湾に来たら大腸包小腸。
とはいえ、ここでは大腸で包まない小腸、つまり台湾ソーセージを購入。
二日目。
ここは仏光山仏陀記念館。
台湾四大仏教の一つに数えられる宗派なんですって。後日調べてみると日本にも支部がありました。
開祖はこの方、星雲大師。
テレビ局なども持っているらしく、そういえば以前ホテルでテレビのチャンネルをあちこち切り替えている時に仏光山らしき宗教チャンネルを見たことあるような。
到着初日とは打って変わっていいお天気で暑くなりました。
敷地はとにかく広大で歩き回ることになりそうなので、とりあえず自販機で適当に飲み物を購入して一息。
遠近法の見本のごとくズラッと並んだトラックはどうやら移動図書館的な使い方をするようで、ここから台湾各地へ出発して教えを広めるのかもしれません。
大仏様に向かう大通りの両側には8つの仏塔があり、それぞれテーマ(?)が決まっています。
とはいえ、そんなところまで細かく見ているとキリがないのでさらっと眺めたりちょっと入ってみたりする程度で先に進みます。
結構歩いたけどいまだ遠くに見える仏様。
近くから。
まぁとにかく広大な敷地に仏塔やら仏像やらのズバリ宗教的な施設はもちろん、スタバが入ったショッピングモールみたいな所もあり、なかなかのビジネスセンスを感じます。
日本でも海外でも、観光名所といえば大抵一つや二つは宗教施設に行くことになりますね。
歴史ある名刹古刹もあれば新興系の商売っ気満々の施設もあり、いずれも見所は信仰の下に集約された人々の献身やら経済やらのパワーがどのように現れているかという点だと思う訳です。
観光とは結局のところ人の行いを見に行くということなのかもしれません……なんて。
観光対象が雄大な景色なんかだと人の立ち入る隙間はありませんかね。それはそれで素晴らしい。
その後昼食。
汁なし麺豚足乗せ。
麺がかっちり入って結構なボリューム。
ここの麺はかなり美味しかった。
でも豚足は食べづらいのでもういいかな。
汁なし牛肉麺。もちろん美味しい。
キュウリの漬物らしいですがもちろん私は食べません。
同行者が大変美味しいと言ってました。
この日(11月3日)は店先にお供え物を置き、焼却用の缶でお札を模した紙を燃やす光景が街のあちこちで見られました。
中華暦的にそういう供養の日なんでしょうか。
軽く買い物などしつつ散策して玫瑰聖母聖殿主教座堂へ。
Wikiペディアによれば近代台湾カトリック教会の発祥地なんですってよ。
夕方だったせいか人もほとんどいなくて案内の人なのか教会関係者なのか忘れましたが穏やかなおじさんが普通に中国語で話しかけてきたので「すみません日本人です」的な反応をすると「おお、ソーリーソーリーずっと暑かったけど今日はとても涼しいね」なんて事を英語で話してくれました。
「ほほう、そうなんですか」とかなんとか聞いているうちにおじさんの言葉が中国語に戻りましたがなんとなく最後は笑顔で謝謝でオッケーシェイシェイ。
その後更に歩いて牛乳大王にて休憩。
木瓜牛乳と書いてパパイヤミルク。
前日夜市で飲んだのと比べると私としては夜市で飲んだ方がちょっとだけ好みかな。
店内には牛もいます。
実際は全然違うけど、どこか函館ラッキーピエロを思い出す雰囲気。
散策途中でバットモービルを発見。
カフェの前にスペースを設けて置いていました。
このカフェのオーナー所有ですかね。
登ったり座ったりするなと書いてあるような。
そういえば街中を歩いている時にフェラーリのショールームがあって、そこにF1マシンが展示してあったんですよ。
もちろんショーカーなんですが、それでも近くで見たいなとショールームの入り口を開けようとしたら思いっきりロックされていて入れません。
どうやら入り口のインターホンで開けてもらうようなのですが、さすがフェラーリ扱ってるところは違うなぁと思いました。
そういう購入時の消費税分だけで国産車が買えるような車のショールームに行った事がないので分かりませんが、どこでもそういうシステムなんでしょうか。
三日目。
ホテルでも毎朝朝食が出ますがせっかくなので1日くらい外で食べます。
鹹豆漿と肉まんと卵焼き。
卵焼きは思った以上に普通の卵焼きでした。でもどれも旨い。
そして付近を散策。
朝市。
南国ですな。
カゴからこぼれた魚を通りがかった親父がうっかり踏みそうになったりしてました。
場所が変わってここは蓮池潭。
龍虎塔でお馴染みの観光地です。
龍から入って、
各階から外を眺めつつ、
(iPhoneのパノラマモードで撮影)
虎から出る。
龍から入って虎から出ると厄除け来福効果が期待できるらしいっす。
蓮池潭観光のピークは龍虎塔なのでそれ以外はさほどでもなく、割と早めに切り上げて芒果好忙でマンゴーアイスクリーム。
実はマンゴーかき氷を頼むつもりが間違えてアイスクリームを頼んでしまったのですがこれはこれで美味しかった。
ちなみに後日かき氷を食べるべく再訪して美味しくいただきました。
昼食に大圓環鶏肉飯へ。
結構な混みようでしたが回転が早いのでそれほど待たずに食べられました。
鶏肉飯とはまぐりスープ。
鶏そぼろ、ではないか。美味いっす。
恰幅の良い兄ちゃんが「はい」と言って持ってきました。日本人だから日本語で対応してくれたのかと思いましたが、「はい」以外の言葉は喋らなかったので定かではありません。
そして老江紅茶にてミルクティーを持ち帰り。ホテルにてしばし休憩。
夜に瑞豊夜市へ。
台湾に来てなぜか沖縄を売りにした屋台でイカゲソフライ。
スパイシーな粉が降りかかっててそれが美味さの秘訣らしい。
大小あって大だと姿揚げみたいなサイズでした。
葱餅。
ネギ焼のような、クレープのような、そんな生地で色々な具材を包んで焼きます。
これはハムチーズだったかな。
ちょっと良くわからない画像ですがこれが結構旨かった。
いかついオヤジが可愛い看板の下で焼く大腸包小腸。
六合夜市で食べたのは台湾ソーセージだけだったので今回はちゃんと大腸で包んだ小腸を食べました。
このオヤジも意外と良い人そうでした。
四日目。
ここはどこかといえば打狗鉄道故事館の鉄道車両が展示されている広場。
こちらが打狗鉄道故事館。
旧高雄港駅跡地で線路などがそのまま残されています。
新旧車両。
ライトレールの方は展示してるわけじゃありませんが。
そのライトレール。新世代路面電車ってとこでしょうか。
駅での停車中に充電して架線なしで走るそうです。
そりゃすげぇと感心していたら実は日本でも既にJR烏山線で同様のシステムが使われているんだとか。
車内はこんな感じ。
この広場は駁二芸術特区と繋がっています。
途中には松山空港にあるのと良く似たカバン。
駁二芸術特区はかつての倉庫街をリノベーションした複合アートスペース。
横浜赤レンガ倉庫みたいな感じでしょうか。
屋外にオブジェがあったり企画展示があったり。
当然そこらじゅうアートな雰囲気ですわ。
随分色落ちしちゃったバンブルビーとかも頑張っています。
ライトレールとオブジェ。
時間軸が前後しますが一旦駁二芸術特区を離れて高雄婆婆冰。
マンゴーかき氷。
ほんとマンゴーよく食べましたよ。
美味しかったけどマンゴーの盛りが三日目に食べた所と全然違って残念。
……というわけで最初に間違えてマンゴーアイス食べた店、芒果好忙を後日再訪して注文したマンゴーかき氷↓
この山盛り感。値段は同じなのでこちらの方が断然お得です。
そんなこんなで最終日は早朝ホテルをチェックアウトして朝早めのフライトで帰るだけです。
色合いが変化するライティングが綺麗な空港通路。
台湾ほんと安くて近くて良いです。
そういえば今回気になった駅の名前。
どんだけボコボコなとこなのか気になります。
我々は旅の間この駅名を見るたび「へこみこぞこ」と口に出して言ってました。