台湾2015その3
そういえば2日目の夜にスーパーで紅洋梨というのを見つけて珍しいので買ってみました。
味は林檎と梨の中間のようです。
ネットで調べたところカリフォルニアという西洋梨に似てました。
さて3日目。
この日は電車で台中へ向かいます。
奥のホームには台湾新幹線が停車していました。
いずれ乗ってみたいものです。
前日に切符を買っておいた特急「自強号」にて出発。
外見はそうでもないですが乗ってみると結構古い車両だとわかります。
自強号は全席指定ですが、適当に乗り込んで適当な席に座ってても該当指定券を持った客が来ない限り問題ないんだとか。
実際本来の客が来た時にさっと席を立ってまた別の空席に移動している人を見かけました。
足置きが付いてるのはいいですね。
票挿と書いてあるのでここに切符を挿しておくものと思われますが今このサイズの切符があるのかは不明です。
2時間ちょい電車に乗って台中駅に到着。
古くてそれなりに趣深い駅舎でした。
台中での最初の目的は台中創意文化産業園区。
日本統治時代の酒工場跡地だそうで、現在はアート、イベントスペースとして色々と活用されているそうです。
敷地は広いので結構歩きます。日陰があまりなくて暑かったなぁ。
伝統工芸マスター展みたいなのをやってました。
この光景なんかは工場っぽいかな。
醸造用なのか貯蔵用なのか、タンク群にやや邪悪なペイント。
ほのぼの懐かし系。
そういえば今回はずっと台湾ビールばかり飲んでました。
お土産とかソフトクリームなどを売ってる売店。
天井から下がってる緑の枝状のものはビール瓶。
酒造りの歴史とか資料とかの展示ももちろんあり。
飲みすぎたらあかんでー。
さて昼食を食べるべく台中肉員へ。
この店での表記は"肉員"ですが一般には"肉圓"と書くらしいバーワンなる料理。
店頭でバンバン揚げてます。
ちょっと片栗粉っぽい皮で豚肉を包んで揚げてあるって感じでしょうか。
プリッとした皮とゴロッとした肉で解像度の粗い肉まんってところですかね。
旨かったけど。
左側のデカいバケツみたいなのが店員いわく"カラシ"で右のボトルが醤油というかソースというか。
この写真ではカラシがあまり入ってませんがこの直後に満杯のものに交換され、それを引き寄せようと何気なく容器を触ったら熱くてびっくり!
カラシを温めるという感覚は普通ないですよね。
まぁそれを言ったらそもそもこんなバケツサイズのカラシも普通ないですが。
実際にはカラシというほどカラシでもない感じ。
肉団子スープ。
例によってあっさり味。
春雨スープ。
これまたあっさり。
台湾に限ったことではありませんが、日本以外では飲食店ではほぼ水やお茶が出てきませんよね。
私は何かを食べ始める前にはとりあえず水やお茶を一口飲みたいタイプなので、特に台湾のように暑いところを歩き回って水分なしでいきなり食べ始めるのがなかなかきついのです。
飲み物の持ち込みはほぼ問題ないのでペットボトルなどを持ち歩けば良いのですが、いつも飲み物を持っているとも限りません。
そんな時にこういうあっさりスープは助かります。
食後は日本ではまず見ない連結バスに乗って国立自然科学博物館へ。
デカい割には座席が少ないような。
生命、科学、環境といった展示スペースがあり、敷地も広いですが
今回は科学館を見学。
各階ごとにテーマに沿った展示があります。
パラボラアンテナが向かい合わせに置いてあって離れた場所でも小声で会話が出来る装置。科学の体験施設では大体どこでも置いてる気がします。
施設そのものが結構古いらしく、このような基礎的な科学実験を体験する展示はまともに動かないものも多かったのが残念といえば残念。
これ何だっけ?
半導体とかの展示は比較的新し目だったような。
敷地は広大で散歩すると心地良い。
恐竜も住んでるらしいっす。
一通り散策して台中駅に戻り、宮原眼科へ。
宮原眼科といいつつもアイスクリーム屋。
実際に日本統治時代の建物、宮原眼科を改装してるそうで一大人気スポットなんですって。
手前のは多分当時の薬箪笥だと思いますが引き出しは開かないようになってました。
レトロモダンというかフューチャーゴシックというか、なんか圧倒される格好良さ。
本棚に並んでいるのは実は本に見せかけた木片。
この店は台湾パイナップルケーキの大手、日の出グループがやってるそうで、木片以外で本棚に並んでいるのは自社のパイナップルケーキなど。
ここは駅近で大人気なので店内の見物に留め、アイスクリームを食べるのはちょっと歩いた支店へ向かいます。
途中の川で見かけたオブジェ(?)。
面白い発想ですね。
さて支店。
こちらは元銀行だったそう。
ここから入る訳ではありません。
こちらは眼科よりもうちょっとポップな感じですかね。
枝状のは水道管らしきパイプで組まれたオブジェ。
アイスの種類もなんかやたら沢山あるんです。
組み合わせとかトッピングとかが何だったか忘れましたが旨かったです。
フロア全部をリノベーションではなく解体途中で止めたコンクリートの梁とか見せ方がカッコイイっす。
我々の座っている2階席から下階を見下ろす。
眼科の方とは違って落ち着いて食べられるのでオススメです。
帰りは高速バスで。
モニターが何台か設置されていて既に半分くらい進んでるラブコメ風洋画、その後CMを挟んでガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーをやっていました。
途中数カ所止まりますがそこそこ人が乗ってきます。
みんなスマホいじってるか寝るかって感じで誰もモニター見てません。
渋滞などもあって3時間かけて台北に着き、寧夏夜市の方家にて夕食。
鶏肉飯。
これはほんと美味しかった。
味付けも日本人好みなんじゃないかと思います。
その他空芯菜炒めものと卵焼きっぽいのはなんだっけ?
とにかくどれも美味しかったです。
その後古早味豆花でデザート。
俺たち世界最先端の容器を使ってるぜ!というアピール。
世界最先端の容器に入った豆花。
毎度言いますがあっさり。
シメに猫ちゃん達に会って長い1日が終了。
暗いのでブレブレ。
日本でのウォーキングコースにいる"鈴子"そっくりの台湾の鈴子もくつろぎ中。
夜はいくらか涼しいので猫達も過ごしやすいことでしょう。
その4に続く。