Delphic "Collections"
かなり久々な今日の1枚はDelphicの2枚目。
1st収録の"Doubt"をネットラジオで聞いてたちまち気に入ってアルバム聞いたらかなり良かったので以後新作のリリースを心待ちにしていたのですが、そんな状態で聞いたこのCollections。
アルバムに先駆けてリリースされたM11"Good Life"を聞いたらなんかちょっとハズした?って雰囲気の微妙な出来に感じたのが気になってiTunesストアにて全曲試聴してみたらこれまた期待と大きく違う方向に進んでてちょっと購入をためらいながら数週間。
とはいえ、この後3rdが出るとしたら今作における変化はぜひ消化しておくべきではないか、などと考えて今に至る訳です。
1stのキラキラ感がすっかりひいて代わりに出てきた歌と楽曲そのものを丹念に並べる感覚っていうんですかね。
なんとなくブラーの"13"における変化に近いような気もしますが私はブラー聴いてないんでそんな気がするだけです。
考えてみればジャケットだけ見ても今作の方が確固たる意思に基づいてるような気もします。
前作は特にアルバム内容を的確に反映してるって気もしませんが、今作ではメンバーのポートレイトだし「今後はこんな感じでやっていきます」的な気持ちともとれます。
楽曲的にはM7"The Sun Also Rises"ですかね。
「日はまた昇る」
あくまで個人的な意見ですが、何かを悟ったり諦めたりした時に音楽を作ると大体こんなテンポとリズムになります。
鳴り物入りの1stリリースから今作の制作過程においてビジネスの暗黒面をかいま見たとか純粋にプレッシャーがきつかったとか、理由はなんだか知りませんが色々と思うとこあっての"The Sun Also Rises"なんじゃなかなと。
実は1st後にアルバム完成したものの作り直しの憂き目にあったりしたらしいので単純にそのせいで凹んでたのかもしれません。
ま、とにかく何度か聞き直すうちにかなり名盤な気がしてきました。
いわゆるスルメ盤ってやつですかね。
こちらはライブなのでアルバムバージョンより大仰な感じですが、これに続くCounterpointの前奏的な意味合いでしょうかね↓