Hurts "Happiness"
大変久しぶりな今日の1枚ですが、それは自室が寒くてCD1枚聴くほど長くいられないから。
まぁ電気ストーブがあるのでその気になれば暖かくする事も可能ですが、やっぱり気分がくじけちゃうのよね。
そんなこんなで3月に入ってそれなりに居住性が上がったマイルームで久々に腰を据えて再生されているのはHurtsの1st。
コンセプトとか雰囲気とかでペットショップボーイズが引き合いに出されますが、私としては21世紀のネイキッドアイズ説を唱えてみたい。いや、ちょっと言ってみただけですが。
80'sエレポップファンなどにも熱烈歓迎な彼らですが、エレポップなんて括りは不要なほど、とにかく作品としての出来が良いのです。
昨今の新人というか、ポップミュージック界においても珍しい、実に端正な作りでこれがデビューアルバムとは思えない上出来ぶり。
意外とアップテンポの曲が少なくてミドルorスローかつ大仰なアレンジの曲が主体のアルバムなのに飽きずに聴けるのはほんとに素晴らしいわよね。
ただ残念なのはライブがダメだった事。
実際見に行った訳ではないしサマーソニックでM8"Better Than Love"をやってたのを1曲TVで見ただけですが、サビの部分が全然歌えてなかったのよね。
ライブで声が出ないなら歌えるアレンジで余裕を持って見せた方がいいと思うし、これだけ完成度の高いアルバムを作れるならライブアレンジだっていくらでも出来そうだけどなぜそうしなかったのかしら?
ビジュアル的にビシッと決めてるのに声が出なくてあらら・・・ってなっちゃうのは実に痛々しいので是非その点も頑張っていただきたいと思います。